勉強の集中力を高める方法はある?
集中が続かない理由やコツを解説!
2021.06.03

勉強をしなければならないのに集中力が足りず、勉強がはかどらないこともあるでしょう。一体なぜ集中力が続かないのでしょうか。理由を追求するとともに、集中力を高めるためのポイントや、集中力を高めるトレーニング方法をご紹介します。集中力を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。
勉強の集中力が続かない理由は?

集中力がないと、しなければならない宿題や受験勉強が進みません。では、なぜ集中力が続かないのでしょうか。理由を探ってみましょう。
やらされていると感じる
自発的に「やりたい」と思ってしている勉強ではなく、やりたくない、興味がないままに行う勉強は、集中力が続かない原因になります。「やらされている」と感じる状況では、楽しくないのではかどらず、勉強が進みません。
内容が理解できなくて進まない
自分が持つ能力を超えた難しすぎる勉強は、苦痛に感じられ、集中できない原因になります。内容を理解できていない場合は、ヒントを出して解決をサポートしてあげると良いでしょう。また、自分のレベルに応じた課題を与えることも大切です。
他に楽しいことがある
ゲームやテレビ、スマートフォンなどの存在も、集中力を妨げる大きな要因です。「勉強よりも楽しい」と感じられるものがあると、どうしても誘惑に負けて集中力が途切れてしまいます。
勉強する環境が整っていない
集中力を維持するには、勉強をする環境も重要です。邪魔が入らず静かで落ち着いた場所なら、勉強もはかどりやすいでしょう。勉強道具以外のものを周りに置かないことも大切です。
ただし、静かすぎると逆に集中できない人もいます。また、温度や湿度の不快感により勉強に集中できない場合もあります。
雑音を消して集中しやすい音を発する「ホワイトノイズ」を用意する、快適な空調にするなど、自分に合った環境を作りましょう。
勉強の集中力を高める方法

効率よく勉強の集中力を高めるためにはどうすればいいのでしょうか。集中力を高めるためのコツをご紹介します。
ゴールを決める
勉強の集中力を継続させるため、ゴールを決めましょう。「〇分(○時間)やる」「○ページまでやる」「〇〇の章までやる」のように、いつまで・どこまでやるかという最終地点を決めると、達成に向けてやる気が出やすくなります。
また、その日にやる勉強内容をリストアップする方法も良いでしょう。
周りに余計なものを置かない
近くにゲームやスマートフォンのような誘惑があったり、勉強に使う道具以外のものが散乱していたりすると、気が散って集中力が低下しやすくなります。
勉強に関係のないものは、机の周りに置かないようにしましょう。
習慣化する
毎日決まった時間帯に自分の部屋で勉強するなど、いつも決まった時間や決まった環境で勉強に取り組んで習慣化すると、集中しやすくなります。家で勉強しにくいという人は学校や塾、カフェなどでも構いません。
また、ストレッチをする、ハーブティーを飲むなど、勉強の前のルーティンを決めておくのも良いでしょう。自分に合ったルーティンを導入することで、次に行う勉強へのやる気が高まります。
休憩はしっかりとる
勉強の時間が長すぎると、集中力が低下しやすくなります。適度に休憩をはさんで脳をリフレッシュさせると良いでしょう。
なお、集中力が続く時間は、「年齢プラス1分」程度といわれています。特に低学年の人の場合、5分でも10分でも、集中して勉強ができることからまずは癖つけていくと良いでしょう。
睡眠、食事もしっかりとる
睡眠や栄養をしっかりとることにより、脳がしっかり働き集中力を高める効果が期待できます。勉強中に睡魔に襲われたり、栄養が足りずにボーッとしたりすることがないよう、バランスのとれた食事と適切な睡眠をとることを心がけましょう。
なお、良質な睡眠をとることは、記憶力の向上や成長の促進にもつながります。
集中力を高めるトレーニング

ここでは、勉強への集中力を高めるためのトレーニング方法をご紹介します。すぐに始められる内容もあるので、ぜひ役立ててください。
遊びを活用する方法
遊びで集中力をつける方法があります。ジグソーパズルや塗り絵、ボードゲームなど、楽しみながらもしっかり脳で考えないと解けない・進めない遊びは、集中力を高めることにつながるでしょう。
また、お手本を見ながら指先を動かしてさまざまな形のものを作り出す折り紙も、集中力の向上に有効です。
体を動かす
運動をすると、脳の神経が活性化されて集中力アップにつながりやすくなります。たとえば鬼ごっこは、鬼から逃げる、鬼になったら友達を追いかける、走るときに他人とぶつからないように考える、といったようにさまざまなことに意識を向ける必要があるのでおすすめです。
また、水泳は、水の中という日常とは異なった環境の中で目標地点にたどり着こうと一生懸命に泳ぐため、集中力を高めるのに特に効果的といわれます。
楽器を演奏する
楽器演奏も集中力を高めることに有効とされています。
楽器を弾くには、正確に指を動かして音を出したり、音を聞き分けたり、楽譜を読んだりする必要があります。そのため、脳が鍛えられて集中力の向上につながりやすいのです。
親が褒めてあげる、一緒に考えることも大切
学生にとって集中力を高めるには、親のサポートも重要です。勉強するときに見てあげる、上手にできたら褒めてもらう、問題につまずいていたら解決できるように一緒に考えてもらうなど、一緒に勉強に取り組み、やる気につなげましょう。
集中力を高めて勉強を楽しもう

集中力が散漫する・続かない・高くないことには理由がありました。思い当たる部分があった方もいらっしゃるのではないでしょうか。集中力が低いと、学校の勉強がはかどらないだけでなく、将来仕事をする際にも不利になります。反対に、高くても損することはありません。
集中力を高める方法やトレーニングもご紹介しました。自分の興味や性格等を考慮しつつできるところから取り組んで、集中力アップにつなげましょう。