テストが不安でしかたがない!
その原因やそんなときにできる対策とは
2021.06.08

テストの際に不安を感じる人は少なくありません。しかし、なぜ不安になってしまうのでしょうか。テスト前に不安になりやすい理由や、不安を感じたときにどうすればいいか対策方法をお伝えします。テストのときに不安を感じやすい人はぜひ参考にしてください。
テスト前に不安になる理由は?

テストの前に不安や焦り、恐怖を感じてしまうのは一体なぜなのでしょうか。理由に迫ります。
勉強できていない・勉強したが足りていないかもしれないと感じる
テスト勉強をしていなかった、もしくはテストに対する準備が足りなかったため、「もっと勉強すればよかった」という後悔から不安を感じる場合があります。良い成績を取る自信が持てず、自分を責めてしまうのです。
失敗したくない気持ち
「このテストに失敗したら進級や進学ができない」のように、絶対に失敗したくないテストの前に不安を感じやすくなることもあります。失敗することへの恐れでドキドキしてしまい、不安につながるのです。
失敗したあとの周囲の反応
万が一そのテストに失敗した場合に「周りからどのような評価を受けるか」ということが気になって、不安を感じてしまう人もいます。
「家族や先生から失望されるかもしれない」「友達からバカにされたらどうしよう」など、恥をかいたりプライドが傷ついたりすることへの憂慮が心にのしかかってくるのです。
このように不安を感じているテストでは、焦りや緊張感から頭痛・腹痛・吐き気のような体調不良に見舞われたり、本来の力を発揮できず、解けるはずの問題も解けなくなってしまったりすることがあります。
テストが不安なときにできる対策

テストへの不安を感じるときはどうすれば良いのでしょうか。リラックスしやすくするための対策・不安の解消方法を紹介します。
どんなに勉強しても不安にはなる(特別なことではない)
テスト前に不安になるのは、悪いことでも特別なことでもありません。誰しも人間は、大事な場面や備えが必要なシーンでは不安を感じるものなのです。どれだけテスト勉強して備えたとしても不安は尽きないと割り切って、気持ちを落ち着けてみましょう。
適度な緊張感は刺激になる
進級・進学がかかっている、周りからの期待があるなど、「このテストではどうしても失敗できない」というプレッシャーから不安を感じる場合もあります。
しかし、ある程度の緊張は良い刺激になります。刺激を追い風にして、不安に負けずに頑張ろうと奮起するのは良いことです。
みんな不安だと思う
テストの前は、自分だけが不安を感じているわけではありません。周りの友達も不安なのです。自分の状況や実力を人と比べず、みんなが同じ気持ちなのだと考えれば、少しは楽になれるのではないでしょうか。
よく食べよく寝る
テスト前の不安対策には、しっかり栄養を摂ることと眠ることも重要です。食事でしっかりエネルギーを補給し、睡眠で体を休めて、テストに向けて体調を整えましょう。眠ることは記憶力の定着にも効果的といわれています。
さらに、空腹や睡眠不足では、テストで実力を十分に発揮できない可能性もあります。せっかく勉強していても、パフォーマンスが低下して良い結果が出せないのではもったいないでしょう。
ポジティブなイメージを持つ
「自分はできる」「絶対合格する」「受かったら○○な嬉しいことがある」というように、テストに対する良いことをイメージしてみましょう。
また、鏡の前で笑顔を作ったり、バンザイやガッツポーズをしたりすることで、気分が上がって不安がほぐれやすくなることもあります。
テストが終わったあとのことを考える
テストが終わったら友達と遊ぶ、買い物をする、ちょっと贅沢なスイーツを食べるなど、テスト後にやりたいことやごほうびを設定しておくことも有効です。テスト後の楽しみに胸が弾み、不安が解消されやすくなるでしょう。
不安な気持ちを吐き出す
テストに対する不安を他人に話すのは、自分の弱みを見せる、人を頼るようで嫌だと感じるかもしれません。しかし、不安な気持ちは、1人で抱え込むよりも保護者や先生、友達などに正直に打ち明けて相談したほうが和らぎます。
自立することも大事ですが、ときには周りを頼ることも大切なのです。
不安にならないように次のテストに向けて準備する
不安を感じたテストの後、次回のテストでも同じ状態になるのを避けるためには、次に備えて早めに準備をすると良いでしょう。
もっと復習しておけばよかった、もっと○○の部分を重点的にやっておくべきだった、という今回の後悔を次に生かすことで、次回のテストでは不安が減少する可能性があります。
テストで不安になるのはみんな同じ!ポジティブに考えよう

テストで不安になるのにはさまざまな理由があります。そして、不安を感じるのはみんな同じです。不安を和らげたり解消したりする方法の中から自分に合いそうなものを試しながら、リラックスしてテストに挑みましょう。